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県祭(あがたまつり)
  祭について
 県神社の祭神は、「木花開耶姫命(このはなさくやひめ)」とされ、安産の守り神といわれています。また、平等院の鎮守社として地域の守護神として信仰されています。
 「県祭」は、毎年6月5日の深夜から未明にかけて祭礼が行われます。白い奉書紙を玉状に束ねた御輿は「梵天(ぼんてん)」と呼ばれ、梵天渡御の時には、沿道の灯りが消されて真っ黒闇になることから、闇夜の奇祭として知られています。
 しかし、この梵天渡御は2004年から、大阪や兵庫などの担ぎ手がつくる奉賛会と県神社が、神事や運営で対立、神社側は境内と周辺で梵天渡御を行い、奉賛会は宇治神社の御旅所からJR宇治駅、宇治橋を渡御します。
  県神社・梵天渡御
    

       県神社の本殿                     神社周辺にはおよそ500軒の屋台
      

境内に祀られた梵天は、6日午前0時前から渡御の儀が行われます。
暗闇の中で梵天への神移しが行われたあと、神社と旧大幣殿前を梵天渡御します。
  宇治神社・御旅所  
    

宇治神社御旅所では、5日午後11時、奉賛会の担ぎ手約150名がお祓いを受け梵天渡御に出発します。 
     

梵天御輿に先立ち雄獅子・雌獅子を載せた御輿が担ぎ出されます。
    

御旅所前では、御輿が前後左右に大きく振られ倒されます。
    

梵天は青竹の先に約1600枚の御幣を束ねた直径2mほどの球状、若者が梵天を守るように乗っています。
   

御旅所前、JR宇治駅前、宇治橋西詰では、梵天を高速回転させる「ぶん回し」で気勢を上げます。
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