京都観光チャンネル      観光コースマップ
洛北を巡る   
  大徳寺〜今宮神社〜光悦寺〜源光庵〜常照寺
   @JR京都駅〜地下鉄烏丸線「北大路」駅下車〜市バス205号系統「大徳寺前」下車
   AJR京都駅〜市バス9号系統「北大路堀川」下車〜市バス205号系統「大徳寺前」下車
大徳寺
 臨済宗大徳寺派の大本山。正和4年(1315)に大燈国師宗峰妙超が開創。応仁の乱で荒廃しましたが、一休和尚が復興。豊臣秀吉が織田信長の葬儀を営み、信長の菩提をとむらうために総見院を建立しました。
 千利休が自身の木像を置いて、秀吉の怒りを買い切腹を命じられたことで有名な三門や、周囲を豪華な彫刻で飾った唐門など見るべきものが多くあります。また、境内には多くの塔頭があり観光スポットになっています。

■拝観時間:午前8時〜午後4時
■拝観料:無料
■駐車場:有
■北区紫野大徳寺73-1
■市バス「大徳寺前」下車徒歩約5分

南 門

勅使門

三門(金毛閣)

仏 殿

法 堂
大徳寺・高桐院
 慶長6年(1601)、細川忠興(ただおき)が創建。細川忠興とガラシャ夫人の墓があります。ガラシャ夫人は明智光秀の娘で敬虔なクリスチャンでした。後に関ヶ原の戦いの前に、大坂で挙兵した石田三成は、家康に従う武将の妻子に、大坂城へ入るよう命令しましたが、ガラシャは人質となることを拒否、屋敷に火をつけ、死を選びます。
 寺宝の李唐筆「絹本墨画山水図」2幅は南宋初期山水画の名作で国宝。

■拝観時間:午前9時〜午後4時30分
■拝観料:大人400円・高校生400円・中学生300円、小人200円
■駐車場:有
■北区紫野大徳寺73-1
■市バス「大徳寺前」下車徒歩約5分

新緑の参道

本堂前庭

紅葉の参道
大徳寺・芳春院   ■市バス「大徳寺前」下車徒歩約5分
 慶長13年(1608)、前田利家の夫人松子(芳春院)が建立しました。境内には、芳春院尼・前田利長・利常などの前田家霊屋があります。
 客殿背後の庭園は楼閣山水庭園で、「飽雲池」と称し、池中に立つ二重楼閣建築の呑湖閣は金閣・銀閣・飛雲閣と並んで京の四閣と称されます。

■拝観時間:通常:非公開
■春・秋の特別公開時のみ公開
大徳寺・大仙院
 永正6年(1509)六角近江守政頼が、その子古岳宗亘和尚を開祖として創建。本堂は禅宗の方丈建築としては最も古い遺構の一つで国宝。庭園は枯山水を代表する石庭といわれ、狭い地に沢山な巨石を配置、禅庭らしく人生の流れを思い起こさせてくれます。

■拝観時間:午前9時〜午後5時
■拝観料:大人400円・小中学生270円、
■駐車場:無
■北区紫野大徳寺73-1
■市バス「大徳寺前」下車徒歩約5分
大徳寺・瑞峯院   ■市バス「大徳寺前」下車徒歩約5分
 大徳寺の塔頭。キリシタン大名・大友宗鱗が1535年(天文4)菩提寺として建立しました。方丈の裏にある閑眠庭は白砂の上に十字を切るように石が配されています。庭園は独坐庭と称し、苔と石組みで構成し、枯山水の名園として有名です。


■拝観時間:午前9時〜午後5時
■拝観料:大人400円・小中学生300円、
■駐車場:無
■北区紫野大徳寺73-1
■市バス「大徳寺前」下車徒歩約5分
今宮神社
 大徳寺に隣接するように建つのが今宮神社、その歴史は古く平安時代以前に遡るといいます。境内には、お座布団の上に阿呆賢さん(あほかしさん)と呼ばれる石が置いてあります。この石を、まず三度叩いて持ち上げると大変重く感じられ、次に心をこめて、願を掛け再び持ち上げて軽く感じられたら、その願いは叶うという事です。一度試してみては?


■拝観時間:午前9時〜午後5時
■拝観料:自由参拝
■駐車場:有
■北区紫野今宮町21
■市バス「今宮神社前」下車すぐ

楼 門

本 殿

阿呆賢さん

織姫社

東門を抜けるとあぶり餅屋が二軒ある
あぶり餅

 今宮神社の東門をぬけると、2件のあぶり餅屋さんがあります。「かざり屋」と「いち和」さんです。あぶり餅は、小さな餅にきなこをつけて白味噌のタレをかけたもの、きなこの香りと味噌タレが絶妙の取り合わせ。一人前15本で500円です。今宮神社は疫病除けの神社、参拝の人々は帰りに”あぶり餅”を食べ疫病よけをするならわしと伝わっています。
 @市バス「今宮神社前」〜46号系統「佛教大学前」で乗換、市バス・北1号系統「鷹峯源光庵前」下車すぐ
光悦寺
 光悦寺は、元和元年(1615)に本阿弥光悦が徳川家康から鷹峰一帯の地を寄進され、その地に本阿弥家代々の位牌堂を建てたのに始まります。書、絵画、蒔絵や彫刻、そして茶碗など美術工芸面での指導者としても活躍した光悦のもとには、工匠などが移り住み、芸術家村を築きました。
 境内には七つの茶室が残されています。光悦垣や紅葉の名所として有名です。

■拝観時間:午前8時〜午後5時
■拝観料:300円
■駐車場:有
■北区鷹峯光悦町29
■市バス「源光庵前」下車徒歩約3分

参 道

光悦垣

大虚庵

本阿弥庵

本 堂
源光庵
貞和2年(1346)大徳寺二代徹翁義享国師によって開創。元禄7年(1694)臨済宗から曹洞宗に改められました。本堂の天井は、伏見城の廃材を利用したもので血天井もあります。
 円形の「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」の前では、参拝者が物思いにふけりながら時を過ごしています。

■拝観時間:午前9時〜午後5時
■拝観料:大人400円、大高中学生400円、小人200円
■駐車場:有
■北区鷹峯北鷹峯町47
■市バス「源光庵前」下車徒歩すぐ

悟りの窓

悟りの窓・迷いの窓
常照寺
 元和2年(1616)日乾上人が開創、鷹峰檀林(学寮)と称されました。寛永年間(1624-44)に、島原の二代目吉野太夫が帰依し、朱塗りの山門(吉野門)を寄進しました。
 太夫は教養が高く、和歌、俳句、書、茶道、華道、音曲、囲碁など諸芸に優れ、その美貌は諸国にまで伝わっていたといいます。太夫のもとには多くの文化人が集まり、豪商たちの社交場でもありました。
 境内には、太夫の墓や、ゆかりの茶室「遺芳庵」、帯塚があります。4月の第3日曜には吉野太夫花供養が行われます。春には桜の名所として、秋には紅葉で賑わいます。

■拝観時間:午前8時30分〜午後5時
■拝観料:大人300円、大高中学生300円、小人150円
■駐車場:有
■北区鷹峯北鷹峯町
■市バス「源光庵前」下車徒歩すぐ

吉野門

紅葉の名所でもある

本 堂

茶室・遺芳庵

吉野太夫の墓