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藤森祭・駆馬行事(藤森神社)  5月5日
 祭のはじまり

 藤森神社は、平安遷都以前に創建された由緒ある神社で、摂政3年(203)に新羅より凱旋した神功皇后が、当地に纛旗(とうき・軍旗)を立て、兵具を納め、塚を造り、神祀りされたのが起こりとされている。
 藤森神社は菖蒲の節句発祥の地といわれ、5月5日には藤森祭がおこなわれる。菖蒲は尚武に通じ、尚武は勝負に通じるので、藤森神社は勝運を呼ぶ神社として信仰を集めている。
 この日に奉納される駆馬行事は、祭神の早良親王が天応年間に陸奥の反乱に際し藤森神社に祈誓出陣した時の様子を象ったもの。室町時代には武官により藤森祭に奉納され、その後伏見奉行所の武士や各藩の馬術指南役などが技を競い合った古式ゆかしい奉納行事です。明治時代からは神社の氏子に引き継がれ駆馬行事として行われています。
  神幸祭
   
 拝殿に飾られていた神輿は祭礼の朝から氏子地区を渡御する。神輿は美術品の価値も高く優雅なものです。
  駆馬行事
  
 駆馬行事の無事を祈願してお祓いを受け、時代行列を先頭に乗子が馬場に登場します。駆馬行事は、藤森神社・藤森神社駈馬保存会・藤森神社駈馬実行委員会・藤森神社氏子により公開保存されている。
     
手綱潜り
     
逆立ち(杉立ち)                  藤下がり
              
逆乗り(地蔵)                     横乗り
    
      矢払い(蜘払い)                        一字書き
  鼓笛隊・武者行列
  
駆馬行事が終わると鼓笛隊を先頭に、武者行列・七福神が氏子地域巡行を終えて神社に帰ってくる。
  神輿巡行
   
   午後6時すぎには、宮本下之郷神輿など巡行を終えた神輿が帰着する。
  
女神輿                               東福寺郷神輿
  
          最後は深草郷神輿が威勢良く差し上げられ、拝殿に祀られる。
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