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名 称:天得院(てんとくいん)
住 所:京都市東山区本町15丁目802
 天得院は東福寺五塔頭で、南北朝時代の正平年間(1346〜70)に東福寺第三十世住持、無夢一清禅師が開創。その後、衰微したが大機慧雄禅師により再興され、慶長19年(1614)には文英清韓(ぶんえいせいかん)長老が住持となり、豊臣秀吉、秀頼の五山の学僧として寵遇された。しかし有名な方広寺の鐘銘「国家安康君臣豊楽」を撰分したことで、徳川家康は慶長19年に天得院を取り壊し、元和元年(1615)に大阪夏の陣を起こし豊臣家を滅亡させた。現在の堂宇は、天明9年(1789)に再建されたもの。
苔に覆われた庭園は桃山時代に作庭されたた枯山水庭園で、初夏には杉苔の間に桔梗の花が咲き、「桔梗の寺」として特別公開される。
 
アクセス:JR/京阪電車「東福寺」下車徒歩約7分
拝観時間:通常非公開、特別公開は6月中旬から1カ月、と11月初旬から1カ月
拝観料:大人300円