京都観光チャンネル   観光コースマップ
大原を巡る
  三千院〜勝林院〜実光院〜宝泉院〜来迎院〜音無の滝〜寂光院
@JR京都駅〜京都バス17・18号系統で約1時間
三千院
青蓮院、妙法院とともに天台宗三門跡寺院の一つ。最澄が比叡山に庵を結んだ時、東塔南谷に一堂を建立したのが起こりです。杉木立に囲まれた往生極楽院は重要文化財。内陣には両脇侍の阿弥陀三尊像(国宝)を安置。宸殿前に広がる苔の密生した樹林の庭を有清園といい、桜・紫陽花・紅葉など四季を通じて美しい風景が楽しめます。

■拝観時間:午前8時30分〜午後5時
■拝観料:大人700円・高校生400円・中学生400円、小人150円
■駐車場:民営有
■左京区大原来迎院町540
■京都バス大原下車 徒歩約15分
 

往生極楽院

有清園

雪の往生極楽院
勝林院
文治2年(1186)に天台宗の顕真が浄土宗の法然と教義を論議「大原問答」を行った所。天台声明の根本道場でもあります。長和2年(1013)に寂源法師が国家安穏の為に当院を建立して仏教の経典などに節をつける仏教音楽・天台声明(しょうみょう)の発祥の地です。

■拝観時間:午前9時〜午後5時
■拝観料:大人300円・高校生300円・中学生200円、小人200円
■駐車場:民営有
■左京区大原勝林院町187
■京都バス大原下車 徒歩約15分


本堂
実光院
実光院は勝林院の子院。庭園「契心園」は、律川の水を取り入れた心字池をめぐらした池泉廻遊式。四季おりおりの草花が咲き誇ります。特に秋の紅葉の頃より春まで咲く不断桜(ふだんざくら)は有名です。


■拝観時間:午前9時〜午後4時30分
■拝観料:大人700円・高校生700円・中学生700円、小人200円
■駐車場:民営有
■左京区大原勝林院町187
■京都バス大原下車 徒歩約15分

宝泉院
 勝林院の塔頭、声明の専門道場として創建されました。書院は江戸・元禄年間の再建で、坊内廊下の天井にある「血天井」は、伏見城の戦いの際に自刃した鳥居元忠ら数百名の霊を供養するため天井板としています。
 有名な額縁庭園・盤桓園は、立ち去りがたいという意味で、沙羅双樹の木や、樹齢700年の「五葉の松」、竹林など観光客に人気があります。

■拝観時間:午前9時〜午後5時
■拝観料:大人800円・高校生700円・中学生700円、小人600円
■駐車場:無
■左京区大原勝林院町187
■京都バス大原下車 徒歩約15分

新緑の盤桓園

額縁庭園

紅葉の盤桓園

雪の盤桓園
呂川・律川
三千院を挟んで流れる二つの小さな川が「呂川」と「律川」です。声明の呂(呂旋法)と律(律旋法)に因んで呂川(りょせん)、律川(りつせん)と呼ばれています。「呂律(ろれつ)が回らない」の語源になったようで、声明の呂曲(呂旋法)を律旋法で唱誦するときうまく呂と律の使い分けを出来ないことを言います。
 律川にかかる朱塗りの未明橋は大原を代表する紅葉のスポットです。

 大原の里

 大原は京都を代表する観光地のひとつですが、まだ多くの自然が残されています。のんびりと散策すれば、心休まる風景に出会えます。


未明橋

未明橋の紅葉

三千院から寂光院への道にて
来迎院
 仁寿年間(851-54)、三代天台座主慈覚大師円仁が開創した天台声明の発祥の地です。本堂には藤原時代の薬師、阿弥陀、釈迦三如来坐像(重文)が安置されています。現在の本堂は天文二年(1533)の再建。杉木立に囲まれた境内は、夏でもひんやりとしています。


■拝観時間:午前9時〜午後5時
■拝観料:大人400円・高校生300円・中学生700円、小人無料
■駐車場:無
■左京区大原来迎院町537
■京都バス大原下車 徒歩約15分

三門

本堂

杉木立から本堂を望む
音無の滝
音無の滝

 律川の上流に「音無の滝」があります。音無の滝は声明の天才的演奏家であった聖応大師(良忍)が声明の練習をしていたとき、滝の音が音律に同調して音が消えて無くなったと言われ、この滝を「音無」と名付けたと言います。この辺り、春は新緑と藤の花,秋は紅葉の名所となっています。

■来迎院から徒歩約15分 
寂光院
 594年(推古2)聖徳太子の創建と伝わる天台宗の寺。平家滅亡後の1185年(文治1)平清盛の娘・建礼門院が、檀ノ浦の戦いで入水したが源氏に助けられ、ここで一門の冥福を祈り余生を過ごしたといいます。旧本堂は桃山時代の様式からなり、内陣に飛鳥、藤原様式を残していたが、平成12年火災で焼失(現在は再建)。境内は、平家物語の「大原御幸」に描写されています。

■拝観時間:午前9時〜午後5時
■拝観料:大人600円・高校生600円・中学生350円、小人100円
■駐車場:有
■左京区大原草生町676
■京都バス大原下車 徒歩約15分
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