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祇園祭・後祭 宵山めぐり 21日から23日

 蛸薬師通より北にある山鉾は比較的ゆっくりと見学できます。各山では町会所に飾り席を設けて、御神体人形や懸装品など貴重な所蔵品が公開されます。なかでも鯉山のタペストリーや浄妙山の人形はぜひ見てほしい逸品です。

 地下鉄烏丸御池駅下車
   
 烏丸通姉小路下ル「鈴鹿山」
   
 室町通三条上ル「役行者山」
   
 室町通三条下ル「黒主山」
   
 室町通六角東入ル「浄妙山」
   
 室町通六角下ル「鯉山」
   
 新町通六角上ル「八幡山」
   
 新町通六角下ル「北観音山」

ここからは混雑を避けたいならば、西洞院通へ出て四条通へ。

「鈴鹿山」
御神体人形は、鈴鹿山で悪鬼を退治した鈴鹿権現・瀬織津姫尊(せおりつひめのみこと)、烏帽子をかぶり手に長刀を持っています。装飾品は、桜や紅葉図の綴織、山鹿清華下絵の四季花鳥文様欄縁金具など豪華なものが見られます。町会所は烏丸通に面しており比較的ゆったりと見学できます。
  
「役行者山」
 山の御神体人形は、一言主神・役行者:葛城神の三体が祀られています。町会所の懸装品には西山勘七の唐子遊図水引や雲竜波濤文様の胴懸、中国明朝の綴織で金地唐美人図など多数が展示され見ごたえがあります。また、16日夕方には聖護院の山伏が護摩炊きを行います。
 
 
「黒主山」
 
会所の中央には、大伴黒主が桜を仰ぎ見る姿の神体が飾られて、周囲には雲龍文様水引、草花胡蝶文様の胴懸、牡丹鳳凰文様の見送りなどが所狭しと飾られています。
 
「淨妙山」
 会所も新しく比較的すいています。筒井浄妙と一来法師の人形はみもの。特に浄妙の着用している鎧は室町時代の作で重  要文化財に指定されています。
 
「鯉山」
 露地を入っていく会所は雰囲気があります。御神体の鯉は左甚五郎作と伝えられ、山を飾る前懸・胴懸・水引・見送は、16世紀にベルギーブラッセルで作られたタペストリーを裁断して山に飾ったものです。図柄は「イリアス物語」を描いたもので重要文化財に指定されています。同じようなタペストリーが鶏鉾や霰天神山にも残っています。
      
 
「八幡山」
 こどもたちの唄声に迎えられて町会所に入ると、工芸品や豪華な織物がずらりと並べられています。総金箔の祠は天明年間の作、二羽の可愛い鳩は左甚五郎作、欄縁の彫金飛鶴は河原林秀興作と伝えられています。八幡山のあたりは比較的ゆっくりと見物できます。町家では屏風祭も・・・・。
 
 
「北観音山」
 北観音山では公開はしていませんが、この山の近くには屏風祭をやっている町家が多くあります。祇園祭になると各家では飾り付けをし、お客さんを迎えます。その飾りつけで屏風を多用することから"屏風祭"と呼ばれています。
 屏風祭は江戸中期ごろに始まり、明治時代に盛んになったと言われます。普段は見られない物だけに、宵山はそれらの品々に触れる貴重な機会です。祭の花は「ヒオウギ(桧扇)」です。

   

   
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